一昔前の少女漫画と言えば、学園もの、それもベタベタな恋愛が中心であった。

クラスでもかっこいいと話題のあの人が、目立たない私を好きだといっている。

でも、友達だと思っていた幼馴染みが、実は私のことを好きで…。

なんていう、夢を見させてくれるような少女漫画が多かったように思う。

しかし、今の少女漫画の事情は少し違う。

例えば、2017年にドラマ化を予定している「東京タラレバ娘」。

この漫画は、独身、アラサーの女性たちを主人公にしている。

恋愛もあるが、基本的に主人公は報われないことが多く、空回りばかりしている。

また、最近では深田恭子、ディーンフジオが主演をつとめ話題を呼んだドラマ、「ダメな私に恋してください」。

この漫画の主人公も、貢ぎ体質があり、貯金どころか男のために借金をしてしまうようなアラサー女性が主人公だ。

なぜこのような現象が起きているのだろうか。

それは、幼い頃に少女漫画に夢中になっていた世代が大人になり、恋愛にもよりリアルを求めるようになってきたからだと思う。

また逆に、アラサーになっても、恋愛で失敗していい。

ダメな自分でも、主人公になれるんだ、という思いが今の女性たちにはあるのかも知れない。

漫画はよりリアルに、共感できるものに。

10年後、20年後、今の少女たちが大人になる頃には、どのような漫画が流行っているのだろうか。

楽しみでならない。